二世帯住宅の打合せを進めていく上では、ファシリテーションが需要となります。
ファシリテーションは、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。 (ウィキペディア)
二世帯住宅の 親世帯と子世帯 との関係性は様々!
1.完全分離二世帯住宅(内部で通じる扉を設ける、将来の賃貸を想定などバリエーションあり)2.玄関のみ共有する二世帯住宅3.玄関に加えて、浴室水廻りのみを共有する二世帯住宅4.上記に加えてキッチンを共有する二世帯住宅(フル共有の二世帯)
上記に留まらず、関係性のバリエーションは様々。問題は、その関係性をどうやって決めるか?敷地の問題、コストの問題などで物理的に決定されることもあるが、実際には、そんなに明確ではない。
親子の関係性、親世帯のおもい、子世帯のおもい、親と言ってもご主人側の親なのか・奥様側の親なのか、、、
上記の前提条件をしっかりと話し合うこと無くプランニングを始めてしまう事例も見受けられる。子世帯が主導するケースが多い気はするが、子世帯だけのおもいで進めると最終的には、うまくまとまらない。とは言え、センシティブな内容も多く、当人同士での話し合いは、上手く進まないことも多い。
そんな時、設計士・建築家が、ファシリテーターとなって、要望を汲み出し、整理することが非常に大事!
建築家・設計事務所の二世帯住宅に関する設計テクニックも大事ではあるが、その前に、住まい手の皆さんの意思・要望を把握することが非常に大事です。
私が二世帯住宅を設計する際には、発言の強い住まい手の意見だけでなく、あまり発言しない住まい手の方の意見も引き出して尊重するように心掛けている。また、発言だけではなく、言葉に出来ない意見、隠れた念い、なども想像して、住まい手の皆さんが良好な関係性で快適に生活出来る住まいづくりを目指している。そんな、おせっかい設計 が大事だと考えています。
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