miyakoda駅cafe
竜浜名湖鉄道都田駅・無人駅舎のリノベーション
無人駅舎のテナント部分をカフェにリノベーションし、併せて駅待合室・外観も一体的に一新。
単なる駅舎の改修ではなく、駅の位置づけをも含めたリノベーション計画。
1時間に2本程度しか止まらない単線電車の駅というスローな雰囲気を強みとし、ゆっくりと寛ぐカフェとして、クラフトアートの拠点として、サイクリストの拠点・スローな旅の拠点として再定義された。
以前は寂しく待つのみだった待合室にも活気が生まれ地域住民にも喜ばれている。
サイクリストのためのシャワーブースを併設し、自転車を電車に積んで訪れ、ツーリングの拠点として活用してもらうことを想定している。
壁面には、北欧生地を主体としたファブリックパネルをランダムに設置し、手芸などクラフトアートをする人々に刺激を与え、ワークショップなどの集いの場としての活用も想定。
また、エントランス側外壁軒先には、北欧ファブリックの水引暖簾を設置。
カフェメニューは、人の良いマスターが真面目にいれるサイフォン式コーヒーのみ!
スローライフマイスター協会の事務局としても機能し、「スローライフが始まる駅」としても銘打っている。
http://slowlife-meister.jp/
無人駅舎の待合室
木造建物の伝統的な仕口など大工の手仕事をモチーフとしたオリジナル照明を設置。
電車は現在、ワンマン運転されているが、木製の検札台が名残として残っている。
駅カフェ内観
カフェ内部より、待合室方向の眺め。
大きなガラス開口により、待合室とは視覚的に一体となっている。
駅カフェ 内観
左手壁面には、北欧生地主体としたファブリックパネルをランダムに設置。
ホーム側のテラス席からは、桜並木を眺めることが出来る。
電車の乗客とも自然と目があい、コミュニケーションが生まれる場ともなっている。
駅カフェ ホーム側テラス席
木製の円形ベンチとして、落ち着きある座席となっている。
単線のワンマン運転の電車 との距離感が新しく、電車に乗るもの・電車を見るものにとって新たな視点を与えている。
無人駅舎南側外観 (ホーム側)
左手に改札口 中央部にカフェのテラス席。
無人駅舎ホーム・カフェのテラス席
都田駅カフェ 北側外観
地元に帰る住民・訪れた旅人を優しく迎える駅として。
リノベーション前 駅舎北側外観