house-g 丘を眺める家(3階建て狭小住宅)

川崎市内の河川敷より延長する丘状の堤に面した旗竿敷地(路地状敷地)に建てられた住宅。旗竿敷地+木造3階建てという条件のため、厳しい法規制がかかるが 堤に面するロケーションを積極的に生かして、密集した住宅地の中でも開放感ある住宅を実現している。
建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
2階LDK
造作特注キッチンと背面には、壁面一杯の木製建具を設け、上部に照明を付加している。

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
2階LDK
南側には、河川敷の堤の緑があり、その緑を最大限に室内に取り込む窓開口部としている。
4枚引込戸により、全面開口可能。

■所在地:神奈川県川崎市
■敷地面積:106.40㎡(32.19坪)
■建築面積:37.23㎡(11.26坪)
■延床面積:86.16㎡(26.06坪)
1階33.57㎡ 2階35.61㎡ 3階16.98㎡
■構造:木造3階建て住宅
■敷地面積30坪強 ■建築面積10坪強 ■延床面積25坪強 ■路地状敷地(旗竿敷地) ■3階建て


建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
1階玄関土間
石乱張りの床にて玄関たたき部と廊下ホール部を一体的にしつらえ、狭小住宅を感じさせないゆったりとした玄関となっている。
正面はらせん状の鉄骨スケルトン階段。上階より光を取り込む

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
南側外観

河川敷きの堤側より。南側の堤に面した立面ファサード。

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
1階浴室洗面室
南側の庭に面した浴室。露天風呂感覚で浴槽も含め石張り仕上げとしている。
玄関土間と連続した床材として、一体感を持たせている。
洗面カウンターの木材は、住まい手さんが以前よりテーブルとして利用していたものを転用して設置。

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
玄関土間に面する階段
3層吹抜の空間のため、光井戸として機能。

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
2階 階段室
キッチン脇の階段スペース。室内吹抜けとして。

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
3階テラス
3階寝室前のウッドデッキテラス。


3階 主寝室
杉板フローリングにより落ち着いた雰囲気に。壁面には可動棚板の本棚を設けている。


1階 和室客間
畳敷きにシンプルな紙クロスによる構成。

建築家と建てる川崎市3階建て狭小住宅
2階 LDK
左手にはテレビ用ローカウンターを設け、下部を収納としている。コーナー部には、サッシュの内側にガラス引戸を設けて
室内の広がりを感じさせている。