ローコスト住宅 [Compact Cost]

Compact Cost House [ ローコスト住宅 ]

単なるローコスト住宅とは違い、設計事務所・建築家と共にする家づくりでは、納得のcompact化、納得のcost配分が大事であり、バランス感覚ある設計計画が重要となります。

①総額としてのCompact Cost House [ ローコスト住宅 ] 

1000万円台、2000万円台・・・などとよく総額として表現されます。
単に安ければ良いということではなく、生活の質を下げること無きように、バランス感覚ある提案が設計者の力量となります。

②坪単価としてのCompact Cost House [ ローコスト住宅 ] 

面積あたりのコスト・坪単価としてコストを抑えた住宅。
あくまでも目安としての指標と心掛けることをお勧めします。
最終目的は、たとえ坪単価が高くとも、総額として予算を抑えて、最大限の満足を得ることにありますので!

③配分としてのCompact Cost House [ ローコスト住宅 ]

こだわりたい部分、力をいれたい部分に効果的に予算を割き、簡略化できるところは、しっかりと割り切る。
適材適所に、自分らしく予算を配分する。こちらの配分のベストバランスを探ることが設計者には求められる。
お施主さんと、しっかりとコミュニケーションを取り、価値観を共有することが重要となります。

Compact Cost House [ ローコスト住宅 ] 設計のポイント 

「量」 「人」 がキーワード。

ポイント①:面積をコンパクトに! 

間取りの工夫、断面計画の工夫により、コンパクトながらも広がりある空間づくりを。
面積のコンパクト化により当然、「量」が減りコストダウンとなります。 

一般的に、目安として、工事費= 坪単価 × 面積 であらわされるので、当然面積(量)が減れば工事費も減るというもの。
ただし、一定値以下の面積になると、坪単価としては増額してくる。
それでも、面積を小さくして、総額として高くなるということはありません。

ポイント②:工事種類をコンパクトに! 

「人」に掛かるコストの割合は高いので、無駄な人件費がかからないようにすることも大事。
材料の単価にばかり目がいっていると、実は施工に手間が掛かり、結局、コストが高くなってしまうということも多い。
少量のために、専門の職人が施工する必要があるとなると、その手間代だけでコストが膨らんでしまいます。
例えば、タイル・塗装・左官など、それぞれ専門の職人が施工することとなりますので、コダワリポイントは別としながらも、無駄に工事種類を増やさない配慮が必要となります。

ポイント③:協力的な関係づくり 

住まい手+設計者+施工者 が3者一体となり協力しあって良い関係の中での家づくりをすることが重要。
予算内での最大満足を実現出来るよう、お互いに知恵を出し合う必要がある。 
コストダウンに際しては、見積書を厳しくチェックするというスタンスも大事だとは思うが、木を見て森を見ず となると関係性を崩すことにもなります。
WIN-WINの関係であれば、当然、入居後の将来的にも良い関係を継続することが可能です。

ポイント④:コミュニケーション

単に安くしてコストを下げれば良いということであれば簡単。コストを下げながらも最大満足が得られるよう、適材適所で予算をかけたいものです。

納得のバランスでcompact cost化するためには、建て主家族間 そして 設計者とのコミュニケーションが大変重要です。